③ 回った施設 その2 ~ デイケア(その前の準備) ~

  「収入を得る」という目標には、まず、どこかへ通うことが必要だと思いつきました。とても稚拙なことですが、通えなければ何もできないこと に気がつきました。まず、「行って帰る」というとても基本的なことを目標にして、ハードルを下げることにしました。次に、「行って、しばらく居  て、帰る」が次の目標だろうと。

  その目標を目指すには、散歩からスタートですが、散歩•スーパー•図書館と次第に活動範囲を広げていきました。しかし、それでは決定的に足りないものがあります。それは「社会性」。ほかの人と話をすることもない、自分一人のペースで物事を完結させる、そういう毎日では自分の中で進歩を感じられずにいました。気持ちははやるけど、行動が伴わない。そ んなじれったさのある日々を送っていました。

  このままではよい結果は生まれない、どこか社会復帰の手掛かりとなる施設に通おう。勇気のいることでしたが、そうすることを決めた時の気持ちははっきりと覚えています。このままではダメだという、強い焦りの気 持ちを覚えています。
  毎日でも、数日おきでも通えるところを探してみようと思い立ち、そのためにまずパソコンを買いに行きました。しかし、社会生活から取り残さ れていた身でしたので、店員さんと話をすることさえもハードルが高いことでした。でも、買えた。これは進歩でした

  ついでやることは、パソコンをネット環境につなぐこと。W ーf の設定をするのに、通信会社へ電話をかけ、契約の申し込みをすることがまた一つのハードルでした。
  でも、つながなければネットは使えず、その後の活動につながらない。よし、やってみようと。そしたら思いのほか電話でも口が回り、要点の要約がで き、契約に至りました。

パソコンで作業をしている男性

なんだ、できるじゃないか、と。意外とやれるかもしれない、という手ごたえを得た瞬間でした。
  ですが、石橋を叩いて渡る。就労前にどこかへ通った経験を積み、自信を得ることが重要だろうと考えるようになりました。就労前には就労移行支援施設、そのまえにはデイケア等、日中過ごす時間帯をどうするかを考えました。

  そこで、デイケアと地域包括支援センターをいくつか回りましたが、やっていることは、漢字の練習や料理、麻雀などをして、時間を過ごすこと でした。見学した結果、「ここは負荷が軽い。就労につながるとは思えない。そして、自分には就労までのトレーニングを積む必要がある。自分が  通うべきところは別にある」と思いました。そして、就労移行支援施設の  見学をすることを決めたのでした。

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