ブックレット刊行にあたって(Web版公開にあたって)
広報担当からコメント
今年春、コロナ禍の中で、日向 昇二さん(仮名)の発病から回復に至るプロセスについて書いたエッセーを読ませてもらいました。大田福祉工場のホームページではメンバーやスタッフなど関係者によるリレーコラムを掲載していて、そのために書いてもらったのです。ご本人の都合でホームページには掲載できなかったものの、いい話なのでもったいない、多くの人に読んでもらいたいと思ったのでした。
そこで、別の形での掲載をいっしょに考えましょう、という話をしていたところ、自らの回復(リカバリー)の様子を詳細に書いたこの文章が送られてきました。これはリーフレットを作るしかないと考え提案し、大田福祉工場発行のブックレットとして作成することになりました。
社会福祉法人東京コロニー
東京都大田福祉工場
広報担当 鶴田雅英
作者からコメント
この度、メンタル面での体調不良の経験から、社会復帰に至るまでの経緯をまとめた小冊子発行の機会がありました。不調に至ったところから、実体験に基づいて、社会復帰に至るまでをまとめたものです。
メンタル面で課題をお持ちの方や、これから社会復帰を目指す方など、同じ境遇にある方々に、自分の経験によって何かしらのお役に立てる物を作れないかと考え、実体験を書いてみました。
課題を抱えている方々のつらい状況を、少しでもやわらげられれば良いなという想いでいます。よろしくお願いします。
日向 昇二
ブックレットの内容を公開します。
当初は印刷したブックレットの配布のみを想定しておりましたが、より多くの方に知って頂き読んで頂くべきものだと思い筆者の日向さんと話し合いインターネットを介しての公開をする事になりました。
ブックレット版の「まえがき」「目次」をこのページで公開します。
まえがき
とある企業に長く勤め、メンタル不調から体調不良を起こし、休職から退職を経験し、しばらく療養生活をしていました。回復に長い時間がかかっていました。その間、仕事やその他の大切なものをすべて失い、自暴自棄になっていました。
そんな状況から、どうやって立ち直るまでに至ったかの経緯を書いてみたくなりました。自分自身の記録のためと、もし自分のしてきた経験がどなたかの役に立つなら、自分のつらい経験も無駄ではなかったと思えるのだと思います。少しでも道しるべになるものがあれば、うれしく思います。
(個人の体験ですので、すべての方に当てはまるものではありません。)
日向 昇二
目次
まえがき——————————————————1
序章体調不良から立ち直るにあたり——————————2
①社会復帰のきっかけ 「細分化」今日はここまでできた———4
②回った施設 その1 生活再建・就労サポートセンター———6
③回った施設 その2 デイケア(その前の準備)—————8
④回った施設 その3 就労移行支援施設———————–10
⑤就労移行支援施設 その1 週 2 日 、半日からの通所———12
⑥就労移行支援施設 その2 通所してからの変化 ———14
⑦就労移行支援施設 その3 求職施設に行く前に ———16
⑧就職活動 実践1 応募と先方からの連絡 ————–18
⑨就職活動 実践2 クローズでの応募 ————– 20
⑩就職活動 実践3 オープン枠での応募 ————– 22
⑪再就職大田福祉工場での勤務 ————– 24
⑫振り返り 経験から得たもの、今後の課題 ————-26
あとがき ——————————————————28
最後に——————————————————30
年表 ——————————————————31
刊行にあたって———————————————-32
ブックレットの入手方法について
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