⑫ 振り返り~ 経験から得たもの、今後の課題 ~

  一連の経験をして得られたものや、自分の今後の課題についてまとめてみたいと思います。まず言えるのは、病院や就労移行支援施設、求職施設の担当の方々に背中を押してもらったのはあるのですが、「自分でやろうとする、社会復帰をしようとする」、「自分の目で確かめる」、「自分で決める」こと、だと思いました。

  人生の歩み方に正解はないと思いますが、リカバリーにも正解はなく、個人向けに線路が敷かれているわけでもありません。
  これまでの経験(施設相談→就労移行→就職活動→就労)のした中で、 一番大事だなと思ったことは、「自分でやろうとしているかどうか」だと強く感じました。できることは自分でやる。「自分から」やる。

  そうすると、いかに真剣にやっているかどうかが相手に伝わり、相談にのってくれる方も親身にかつ前向きになってくれる、ということが改めてわかりました。
  かつて勤めていたところでは、(自分の感覚では)結果のみが求められましたが、今感じる重要度は、結果く経過く動機(自分でやろうとしているか)、なのではないかなと思うようになりました。
  他の人や周りに生かされているのではなく、自分で決めて、自分で道を拓いていく。

そうすれば後海などないし、他人のせいにすることもなく、満足感や達成感を得ながら前に進めるのではないか、と思います。

  順調に進んでいた人生も突如狂い出し、方向転換を余儀なくされました。それに対応することはとてもつらいことでした。気持ち的に、なかなか受け入れられるものでもありません。しかし、できることを粛々とやっていけば道は拓かれる可能性は高いと思います。
  上長や支援をしてくださる方に、できればお願いがあります。それは、 可能な限りちょっとした声掛けや目配せをお願いしたいと思います。個人 的な考えですが、メンタル不調経験者はとても孤独を感じやすい生き物ではないかと思っています。かと言って、誰にでも相談しやすい内容ではなく、考えをドライに割り切れる生き物ではないので、悶々と悩みだす傾向 にあると思っています。ほんのちょっとした声掛けをもらうことが、気分をとても楽にしてもらえます。

  課題は、気分の切り替えを行って、気軽に相談できる人を作り、根詰め過ぎないことだと思っています。健康第一で過ごすことが、何より大切なことだと実感しています。