⑪ 再就職、就労の開始~ 大田福祉工場での勤務 ~

  大田福祉工場から早々に内定をいただき、再就職の準備を始めること になりました。自分と就労移行支援施設の担当者と、相談支援の担当者と ともに 3 名で面談を行うことになりました。改めて今までの就労状況や意気込みなどを確認し、マッチングミスを起きないよう面談が行われました。

  就労初日、かなり緊張をして、行って帰るだけで大変だと思いましたが、少し仕事もすることができました。初日に衝撃を受けたことがありました。自分のことではないのですが、体が思い通りに動かない方がいらして、自身で部屋の扉を開けようとしていました。お手伝いをしようとしたら、「いや、大丈夫。」と一言…。何気ない会話でしたが、私にとっては衝撃でした。理由は簡単、やれることは自分でやる、やろうとする姿勢でした。どんなに体が回復して自由に動けたとしても、自分でやろうとする気持ちがなければ、何も生まれない。そう強く感じた瞬間でした。

ブックレット11回目(1)

  1 日•2 日経って、上長や支援者の方々に様子をケアしてもらいながら、 仕事を開始しました。最初に受けた仕事で、そのメ切を確認したところ「まずは自分のペースでいいですよ」と言ってもらったことが、かなり大きな ことで、とてもホッとした感覚を持ちました。これが配慮かと。

その後も意外とスムーズに動けて、指示が出てから 割とすぐに反応することができることでし た。「やれるかもしれない。」と思いました。
  1 週間、1 か月が経ち、それでも順調に通 うことができました。ですがやはり仕事場ですので、大きな声での指示や、お説教をもらうこともありました。これらに対して、少なからずダメージを受けて、自分から距離をとることもありました。週の初めにダメージを受け、1 週間ぐったりということもあり、すべてが順調というわけではありませんでした。

  しかしありがたかったのは、過去の経験があるからか、休憩など、ある程度自分で時間の使い方を任せてくれることでした。
  それでも勤務が順調にいくにつれて、徐々に負荷も増えてきました。自分の担当業務はもちろん、事務や庶務、仕事の順番付け、他の人への割り振り、人のコントロールなどを任されるようになり、当初からはずいぶん と変わってきたなと感じてきているところです。
  果たして、自分が大田福祉工場で戦力になっているのかは、まだ結果はわかりません。それでもチャンスを活かせることはできていると感じており順調な勤務を送れています。このような機会を与えてくれた大田福祉工場にとても感謝をしています。

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