⑦ 就労移行支援施設ての出来事 その3 ~ 求職施設に行く前に…。~

  就労移行施設に通い、慣れてくると、生産性のなさに虚しくなるようになりました。きちんと通ってはいるものの、何か成果を生み出しているわけではないと、自分を責めるようになりました。早く仕事をして対価を得たいと、はやる気持ちを抑えるのに苦労をしました。

もやもやした感じのイラスト

  そんな毎日の中、仕事を求めたいからと言って、いきなり求職施設(ハ ローワークや東京しごとセンター)へ行くにも相談員と話ができないと思 い、その前に自分の頭の中を整理する必要があると思いました。そう、「細 分化」による書き出し。自分がどうしたいのか、何ならできるのか、何をやってみたいのか…。
手書き、パソコン、両方から自分の頭の中の単語を書き出し、図や表に して、整理しながら線でつなぐことをしてみました。そうすると、自分のできそうなことや興味のあることなどが見えてくるようになりました。
それと、求職施設に行く前にある程度、志望先をリストアップして、相談できるように整えました。自分である程度、下調べをすることが先で逆 にそのほうが近道になるのではないかと考えました。一歩一歩着実に進むには、まず自分の準備が先であろうと考えて、取り組むことを考えました。
同時に、就労移行支援施設では、マインドマップという図を描きだして、他の参加者と共有し、宣言できることは宣言をする、という課題に取り組んでいました。メンタル不調の回復期に人前で宣言をすることで、かえっ て自分の首を絞めることにならないか心配でしたが、宣言はパスしても良いという条件があったので、臨機応変に使い分けることにしました。話を したくないことについては伏せておきました。

  その施設では、よく「ベイビーステップ」という言葉を使いました。一日にできることは限られている。でも、何もしなかったわけではなく、少 しでも考え、何か行動に移した場合、前進したと考える習慣をつけるよう にプログラムが作られていました。
  すると、自分の準備の仕方が良かったのか、他の参加者から「参考にさせてほしい」だとか、「準備を徹底的にやっている」だとかコメントもら え、逆に「ひょっとしたらやれるかもしれない」と思えるようになってきました。自分の中で踏ん切りがつきました。思い切って、求職施設に相談 することにしました。

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