⑤ 就労移行支援施設ての出来事 そのI ~ 週 2 日、半日からの通所 ~

  うつや気分障害の専門の就労移行支援施設に通うことを決め、4 日間体験利用をすることになりました。週2 日、半日からの通所です。

  初めて参加のプログラムは、対話の練習でした。与えられたテーマやキーワードから、4•5 人のグループ に分かれて、自分の思いついたことを言葉にして他者に話をする、というものでした。

要点を踏まえて順序良く、手短に話をするという訓練になりました。また、相手の話を聞いて、うなずくといった、社会人としての基礎能力の回復を行うこともトレーニングの一つでした。

  別の日では、4•5 人のグループに分かれて課題を与えられ、知恵を出し合って課題を解決していくというグループでのワークがありました。飛行機を遠くへ飛ばすには」というお題で、飛ばしてよい飛行機の台数や議論する時間など、決められたルールの中での課題解決へ取り組むことを求められました。

この場面では、協調性や主体性、グループリーダーとしての統率など、いろいろな能力が試されるものでした
  通う前は緊張等していましたが、いざ参加してみると前のめりなくらい積極的に取り組んでいました。せっかく参加したのだから、何か爪痕を残さなければ、というような想いがありました。
  いざ、張り切って行ったは良いのですが、長い時間社会から離れていたので、体力不足と対人の話し方や間の取り方がうまくないと感じました。 家に帰るなり、ぐったりと横になったことを覚えています。
  数字を産み出すことはまだまだ先の話でしたが、社会復帰への第一歩はつかめたような感覚でした。しばらくぶりに、前向きに動いている感覚を持てたことがすごく嬉しかったと思っています。
  電車に乗って、どこかへ出かけることも久しぶりでした。就労移行支援 施設は就労への通過点にすぎませんが、それでも所属先を持てたことに満足し、そこまで通えたことがとても喜ばしく思えました。
  少しずつやれば、ステップアップができる。ステップを細かく刻んでい くことにしました。

就労移行支援施設利用体験記について

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