②回った施設 そのI ~ 生活再建・就労サポートセンター ~

  とにかく働いて収入を得なければならないと焦っていました。しかし 一方で今すぐは働くことができないと自分で気がついていました。
そこで思い出したのが、通院先のケースワーカーさんから教えてもらった言葉である、「細分化」。社会復帰するにあたって何が必要かを書き出してみることにしました。今、考えると本当にヨチヨチ歩きの赤ちゃんのような感じです。

  • 規則正しい生活をする
  • 約束の時間を守る
  • 収入を得ることを目標にする
時計イラスト

  これだけを書いて、実行に移すだけでも精一杯な状態でした。でもとりあえずやってみよう。そのためには、公共民間問わず、相談にのってくれ る人の力を借りなければならないと思いました。ここはひとつ、面倒かも しれないけれど手堅く一歩一歩「細分化」して、少しずつ前に進む手法を とろうと決めました。いきなり職探しをしたところで、準備不足は明らか でした。
  これは、誰かに助けてもらわなければ、始まらない。働く前に、まず生活を立て直すことが必要だと考えるようになりました。スマホでキーワー ド検索をしていました。

  そこでまず出向いたのが、「生活再建•就労サポートセンター」という施設です。精神保健福祉士の方に自分の体調や経過の履歴等を話し、家族や仕事、収入の状況等をあけっぴろげにして話をして解決に向けての相談を始めることにしました。
  収入面での支援(障害年金)をもらうための手続きの仕方や、就労移行支援施設の選び方、社会復帰に向けての手順を丁寧に順序づけてもらうことができました。
  手続きのやり方を教えてもらえるだけでなく、実際の手続きに同席してもらったり、就労移行支援施設の見学に同行してもらったり、前に進んでいる感を味わうことができて非常に大きな力を得たような気がしたのを覚えています。
  振り返ると、ここでの初動の対応が良かったと思います。たとえ役所の人とはいえ、一人で思い悩むよりもずっと気が楽になりました。自分の過去やつらい状況をオープンにしなければならないのは心身面でも社会的な目線という意味でもしんどいですが、その分真剣に話せば、真剣に答えを返してもらえる、そういう施設だと感じました。

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