序 章~ 体調不良から立ち直るにあたり ~|就労移行支援施設利用体験記 

  とある企業で長く勤めていたものの、チームでの仕事の際、取引先より憫喝ともとれる厳しい叱責を受けました。それ以来、他人の何気ないきつい言葉が気になるようになって長い時間が経ちました。どうしても人の目線や言葉じり、タイミングが気になりました。考えすぎかもしれないと思いながらも、いつのまにか体調不良をおこし、倦怠感や対人恐怖に襲われる日々…。

  それでも生活のため、仕事はしなければならず、遅れていた分を取り返そうとオーバーワーク気味で働いたと記憶しています。
  自分の仕事のみならず、人のお手伝いをしたり、共用物の手配をしたり、職場の効率が良くなるよう提案活動をしたりと…。ただただ自分の評価を上げて、いいお給料を目指し、役職について、とにかく遅れていた分を取 り返そうと必死でした。

  ですが、そんな働き方は長くは続きませんでした。まず、ひどい倦怠 感に襲われました。朝、起きるのが大変で出社するだけでも精一杯になりました。続いて、周囲からの目線やひそひそ話が気になるようになり、 ダメージを受けるようになりました。耐えながら出社を続けていました が、ある日の帰宅途中の電車で、突然めまいとふらつきに襲われました。

これはまずい…。どうしようもなくなり、休むことにしました。そして長期間にわたる休職、やがて離職…。そして、かけがえのない、大切なものを失っていく…。
  ふさぎこんで何もやる気の起きない毎日で、仕事や他にも大事なものをすべて失い、
自暴自棄になる日々。自分には人として価値がないと思っていました。

  そんな中、二人の息子たちがかけてくれた言葉があります。「お父さん、シャキッとしなくてもいいよ。」「お父さんに言いたいことはただ一つ、 体調に気をつけること!」と。
  メンタル不調で動けなくなった身でも、父親と認めてくれる存在があることに気がつきました。それでも良いのかと。それなら何かできそう なことをやってみるか、と。それが立ち直りに向けてのきっかけでした。

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