地域公益活動 実践発表会2024 Part.2 にて、協同発表を行いました
東京都大田福祉工場は、12月11日に開催された東京都社会福祉協議会主催の「地域公益活動実践発表2024 part.2」にて、(福)池上長寿園 大田区若年性認知症相談窓口と協同し、若年性認知症者支援への取り組みについて実践発表を行いました。

発表タイトル:
「若年性認知症者の社会参加にむけて」
~高齢と障害と異なる強みを持つ法人が創る地域づくり~

大田区若年性認知症相談窓口と大田福祉工場の協働支援について
東京都大田福祉工場では、令和4年から若年性認知症の方を就労継続支援B型の利用者として受け入れており、現在3名の若年性認知症の方が通所されています。
始まりは、令和4年の7月に大田区若年性認知症コーディネーターから、B型利用について問い合わせがあったことです。事業所としては、若年性認知症の方への支援経験がないということと、進行性の症状に対して対応が可能か、ということについて、当初は不安が大きく、受け入れについて思案していました。しかし、若年性認知症コーディネーターが実習前に病状等についてご教授いただく場を設けてくださり、ご本人やご家族を交え、支援について確認しながら進めることで、利用に繋げることができました。
全国的にも、若年性認知症の方の受け入れ先が乏しいという社会状況がある中、地域資源として就労継続B型の利用に繋げられたということは、今後の地域協働支援体制を築く上では、重要な経験であると考えています。
また、若年性認知症の本人会や家族会と共同で、アットホーム(株)本社にてイベントを行い、自主製品の販売をしたり、大田区役所で利用者絵画展の実施、法人間で交換研修を行うなど、活動の場を広げています。
今後も高齢と障害の異なる強みを持つ事業所が協働することで、新たな地域資源の開発や、共生社会の実現に向け、引き続き取り組んでいきたいと思います。
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